|
|
|
|
稲 荷 神 社 (勝川) |
所在地 |
|
東上町勝川74−1 |
祭礼日 |
|
3月第4土曜日 |
祭 神 |
|
豊受姫命 |
|
拝 殿 |
本宮山の麓で炭焼地区の東部に勝川地区があります。稲荷神社は集落の一番高い所にあります。この神社も社号標石がないので、ちょっととまどいを感じます。社叢には大木はなく日当たりのよいお宮です。赤い鳥居をくぐって医師団を登ると正面に平屋造瓦葺の拝殿があり、その奥に神明造板葺といわれる本殿があります。
眼下に水田が広がり、田の神を祭 |
るお宮として稲荷大明神が勧請されたと思われます。この神社の最古の棟札には「稲荷大明神、本地如意理観音」と書かれています。これは延宝3年(1675)のものであるので、江戸時代の初期から稲荷信仰と思われるが、本地如意理観音とあるのが珍しい。神仏習合思想によって本地垂迹説であるが如意理観音とは他に例を見ない特異なものです。如意理観音は如意輪観音のことで、如意宝珠と法輪の法力で、苦しむ人々を救い、財宝を恵むことができるという仏様です。田の集稲も尊い財宝だと思うので、稲荷大明神にふさわしい神仏の習合だと思われます。 |
|
|
石 造 物 |
境内の裏山に立派な石塔があります。江戸時代にできた書物に「東上村勝河ト云所、在切通大塚五輪塔」とあります。現在は五輪塔と宝篋印塔がありますが、一般的に知られた五輪塔と書かれたものだと思います。積五輪塔は非常に古いもので、宝篋印塔とともに鎌倉時代のものと見てよいと思います。 |
|
|
|
|