東三河の豊川流域は、愛知県内でも後期古墳が特に密集する地域として知られていますが、一宮町と新城市の境界をなす旗頭山にあるこの古墳群は、積石塚を多く含み異色の存在といえます 積石塚とは古墳の墳丘を礫で構築するもので全国的にも分布が限られおり、県内では豊橋市北部とこの地域だけにみられます。渡来人との関係など議論も多く、重要な遺跡として24基もの古墳が保存されています。